勉強会「愛媛県における新生児里親委託・特別養子縁組推進の工夫と気づき」
「愛媛県における新生児里親委託・特別養子縁組推進の工夫と気づき」 2024年9月度 ZOOM勉強会
愛媛県里親連合会事務局の梶川様よりいただいた情報を共有いたします。
民間養子縁組あっせん機関 田中病院主催の勉強会の案内です。
今回は梶川様が講師をされるご予定です。
ズーム参加希望される方は、直接主催者 adoption.elepani@gmail.com にお申し込みください。
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↓↓↓(以下情報共有の内容となります)
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本勉強会は、産科医院で特別養子縁組あっせん団体でもある田中病院(山口県周南市)が主催し、有志のボランティア団体エレパニが運営する、「子どもの健やかな成
長をささえる特別養子縁組の関係機関との連携のためのオンライン勉強会」(参加費は無料)です。
2024年9月の勉強会を下記の通りいたしますので、ご希望の方は(adoption.elepani@gmail.com)ご連絡ください。
※*はじめて*お申し込みになる方は、簡単なお立場(養親希望者、あっせん事業者、行政職員等)とどなたからのご紹介かをお書きください。(梶川からの紹介で結構です。)
開催2日前の夜までにZOOMリンクをお送りします。
*申込締め切り**は2024年9月25日18時です。*
どうぞ早めに申し込みいただき、当日ご都合が付かず欠席されることになっても、連絡は不要です。(締め切り以降のお申込みには対応できない場合がありますこと、悪しからずご了承ください)
※なお、稀に、送信された申込メールが事務局のサーバーに受信されない事象が発生しております。申込メールを送られてから1週間経っても事務局より申込受領のメールが届かない場合は、念のためメールの再送をお願いいたします。
*【2024 年 9月度勉強会】*
*開催概要*
*■**日程 2024年9月28日(土)18:00 – 20:00 頃*
*■**テーマ 「愛媛県における新生児里親委託・特別養子縁組推進の工夫と気づき」
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*■**講師 梶川直裕*
・講演内容/
1. 自己紹介、愛媛県の現状
2. 特別養子縁組との出会い、愛媛県への導入の決意
3. 内外の様々な障壁をどのように乗り越え、周囲を巻き込んで変革を起こしたか
〇数々の出会いから多くの民間団体との協働に至るまで
〇病院との関係の変化
4. 現状も課題はあれど、児相の行動で地域社会は変わる
〇生母への配慮と調整
〇病院へのはたらきかけ
〇養親への支援
5. 特別養子縁組制度と、こどもと家族への想い
・講師紹介/
昭和56年愛媛県庁に行政事務職として入職。税務徴収課を皮切りに、農林、水産、土木、環境衛生、労政、生涯学習など各部局での業務を経験。
福祉部門では平成6年から3年間生活保護ケースワーカー、平成15年から県庁生活保護係長として県下各地の福祉事務所の指導監査業務に従事。
平成24年から未経験の児童福祉業務を中央児童相談所で任され、2年間里親担当、平成29、30年度に南予子ども・女性支援センター所長として勤務し退職。
退職後、福祉総合支援センターで里親担当職員として5年間再任用勤務、今年度からは会計年度任用職員として里親養育支援コーディネーターとして勤務中。
梶川先生は、平成24年度から未経験の児童福祉業務につかれた後、お忙しい業務の傍ら精力的に児童福祉を勉強され、積極的に行動を起こして愛媛県での子どもの家庭養育推進に大きな成果を上げられています。
現在も絶え間ないご努力で常に知識・技術をアップデートされ、特別養子縁組と里親制度の推進に情熱的に取り組まれています。
「良いものは良い」として邁進されるお姿から、学ばせていただくものが大いにあると感じます(石川)
◆ 2024年10月度勉強会は、10月12日(土) 18時開催です。「孤立出産からの家庭構築、親子支援の課題~国際動向が日本に投げかける問題提起」と題しまして、海外の動向から見えてくる日本の課題について、リレートーク形式で話し合います。
田中病院 院長 田中泰雅(アメリカの養子縁組を踏まえての日本での支援(仮題))、エレパニ 代表萬屋育子(韓国の女性支援から学ぶもの(仮題))の話を序
章に、心理療法家であり社会的養護の研究者として、数々の著書、翻訳書を手掛けられている池上和子先生による、ドイツのベビークラッペにみられる若年出産・内密出産のお話を中心に伺っていきます。
海外からの学びと日本での実践に基づき、日本の”今“について、みなさまと意見交換をできればと思います。
尚、10月度の開催日程が、9月度勉強会の2週間後になりますので、本ご案内で同時のお申し込みも受けつけます。是非、9月・10月をセットでご予定ください。
*エレパニ事務局*石川桂子*
…………《参考》…………
*■勉強会について*
田中病院では子どもを養育される養親さんの手助けになるように、子どもと養親さんが児童相談所・市町村・里親会・保育園・小学校と良好な関係を保ち、子どもが地域の中で健やかに成長できることを願って勉強会を開催しています。
養親さんや養親希望者さんに、さまざまな分野の“先輩”方の経験をご紹介し、ともに話し合って理解を深める場を創り上げたいと考えました。
そして2020年7月から月に1度、勉強会を開催しております。
参加いただいた方には、事務局から案内メールを送ります。
今後ともご参加をお待ちしております。
直近2年の開催内容は次の通りです(講師の敬称略)。
2022年7月「番組制作の現場から/赤ちゃん養子縁組の多面的な意義と視点」猪瀬美樹
▽8月「子どもの事件における弁護士の役割/弁護士の力を最大に活用するコツ」高橋直紹
▽9月「特別養子縁組をつくった人が伝えたかったこと」石井光太
▽10月「子どもの数だけある、真実告知/小さくても個性と意思を尊重して対話する」小野田美雪
▽11月「養子のルーツ探しの現状と、支援実践から見えてきた本当に必要な支援とは」榎本裕子・武田彩香
▽12月「子どもの親を知る権利と特別養子縁組制度」橘高真佐美▽2023年1月「特別養子縁組のリアル/周囲みんなのサポートと知恵で乗り切る、奮闘子育て真っ只中」
土本雅紀・香織
▽2月「こうのとりのゆりかご設立15年に想うこと」田尻由貴子▽3月「子ども虐待家族への支援/家族と協働してつくる“子ども安全プラン”」渡邉直
▽4月「『にんしんSOS』の相談現場から~予期しない妊娠の状況と地域での性教育の実践~」松岡典子
▽5月「『真に』子どもにやさしい国を目指して」塩崎恭久
▽6月「今日から使えるブレインジム・エクササイズの紹介/脳を活性化し、気分スッキリ学習に向かうためのアクティビティ」山越さおり
▽7月「文化人類学から見た暴力と安全の研究」飯嶋秀治
▽8月「特別養子縁組のリアル 〓届けたいYouthの声」星野寛美、「Youthの会」志村歩・今野幸菜・吉田良子
▽9月「養親として、記者として/2つの立場で経験する特別養子縁組のリアル/連載<家族になろうね>の取材を通して見えてきたこと」奥田哲平
▽10月「新生児養子縁組の実母が体験した産科施設の対応と支援の現状」益田早苗
▽11月・12月「脳の発達に必要なもの/感覚の視点からこども達を理解する」松平雄一
▽2024年1月「ざっくり大雑把に理解する!トラウマの精神療法/持続エクスポージャー法(PE)とスキーマ療法~」堀有伸
▽2月「”誰もいない”人をつくりだす/児童福祉の課題」キャサリン(ケイト)・ゴールドファーブ
▽3月「意外と知らない消費者トラブル/契約知識最強説」佐藤俊恵
▽4月「脳の発達に必要なもの/感覚の視点からこども達を理解する」臨床報告松平雄一・細谷由佳里
▽6月「特別養子縁組 行政手続きマニュアル」をつくろうプロジェクト報告/特別養子縁組の家族支援の課題と挑戦」五十嵐哲朗
▽7月「栄養の力/健全なる将来に向けての心と体の栄養」桒尾かのう
▽8月「“アドボカシー”ってなんですか?/医療におけるアドボカシーから考える」岡本左和子
*■エレパニについて*
特別養子縁組は、児童福祉における子どもの最善の利益のための最も有効な手段の一つです。
これを支援するにあたっては、生みの母・養子・養親の三当事者だけでなく、地域コミュニティや社会全体の啓発と支援者の育成が必要となると考えています。
養親子にとっては、支援機関だけでなく子どもの成長を見守りながら長期的に寄り添ってくれる支援ネットワークがあると複数の相談先があって心強いのではないで
しょうか。
そこで養子縁組に関わるメンバーは田中病院を起点とし、三当事者の長期的かつ包括的支援網の構築とそこからの支援を目指して「エレパニ」を立ち上げ、活動しています。
私達は、養親子の皆さんが地域とのつながりを強めながら親子の絆を築くお手伝いができることを切に願っております。主なメンバーは次の通りです。
▽田中病院 田中泰雅(院長・産婦人科医)田中素子(産婦人科医)
▽ATTI Japan 榊原明美(代表理事、臨床心理士、公認心理師)石川桂子(理事、精神保健福祉士)
▽萬屋育子(元愛知県刈谷児童相談所長、「”赤ちゃん縁組”で虐待死をなくす」共著者)
▽五十嵐哲朗(元山形県福祉相談センター所長、臨床心理士、公認心理師)