皆様の声

縁あって一緒に生活することになった家族。 でもそんな里親家庭といえども普通の家族と同じ、ひとつ屋根の下、悩み、喜び、励ましあい、それぞれの家庭に物語があります。そんな物語の一部をご紹介致します。

【里親】卒業にあたって

「A子が我が家を卒業することになったよ。」と竹馬の友Y君へ連絡しました。すると「あの小さかったA子ちゃんが、さびしくなるな。」ずうっと間近で見ていたのでビックリした様子でした。
小学校2年生の真夏の暑い日小さな天使が我が家にやって来たその日から生活はてんや・わんやの毎日、遅くまで田んぼで泥だらけになりながら「エビやカニ・ドジョウ」を取り遊んでいるようでした。その頃私は東京渋谷まで通勤しているところでA子のことは妻や祖母にまかせて休日のみ顔を合わせている状況で、地域のみなさまには挨拶できているか心配していましたが「天真爛漫」な性格ですぐに溶け込んでいる姿を見て安心しました。また中学校からサッカーを始めて、県立久喜高校の練習に参加、お姉さん達にまじり小さなA子は転んだりしながら懸命に走っているところを先生方が褒めてくださったのを今でも覚えています。
A子は練習後「また来たい。」と先生方へお願いしている様子を見ていてこの子はサッカーで伸びる子供だと感じ「技術面」をフットサルをやっている加須北川辺で教えている所を見つけて練習参加し現在まで続けています。あわせて「J2大宮アルディージャ」のサポートスタッフの一員としてホームゲームでのスタンドの「案内」・「整理」・「清掃」と汗をかきながら作業をし現在に至っています。多忙な時期、思春期といろいろなことがありすぎて表現できませんが、妻、祖母、私と3人で「成長過程」を見てきて感無量です。「A子ちゃんこれからもよろしくね、お父さんはいつもA子ちゃんの味方だよ。」といつも心の中からつぶやいています。

中央ゆずりは会 Y.Kさん

【里親】うちのお宝

2歳だったTを我が家に迎えて早5年が経ちます。まだ言葉も拙かったT の言葉を家族の中で唯一理解できたのは私だけでした。覚えたての言葉で「お母たんは僕のママ?」「ずっ僕のママ?」と1日に何十回と聞いてきました。その度に「そうだよ、お母たんがずーっとTのママだよ。」とギュッと抱きしめてきました。小学校に入学して真実告知をした時のTの第一声は、「育ててくれてありがとう。」との思いもかけない言葉に「ママのほうこそ生まれて来てくれて本当にありがとうだよ。」とギュッと抱きしめ、涙が止まりませんでした、このことは生涯忘れられません。T の日々の成長を楽しみながら、これからの子育てを頑張っていこうと思う毎日です。

所沢里親会 J.Tさん

【里親】やんちゃな Boy

生後8ヶ月で我が家に来てくれたYは、今は1歳9ヶ月です。愛犬とも、とても仲良しで、まるで兄弟の様です。毎日早寝早起き、朝から元気に動き回ってわんぱくな男の子です。
8:30 には家を出て支援センターや児童館や図書館や電車を見に駅へ行ったり、公園へ行ったり、公園は飽きてしまったら2箇所はしご公園はあたり前。子育ては体力勝負だと日々実感しています。 Yは、しっかり食べて、よく遊び、よく寝てくれます。1日中しゃべったり、歌ったりダンスしたりしている明るい子です。Yが言ってくれる「パパ好き、ママ好き」が私達を幸せな気持ちにしてくれます。
Yの日々の成長が楽しみであるのと、私達の所へ来てくれてありがとう。親にしてくれてありがとう。
常に感謝の心を忘れず共に成長していきたいです。

熊谷やまなみ会 Oさん

【里親】特別養子縁組のメリットは?

先日娘とディズニーランドに行き、夫婦2人では選ばないアトラクションばかり乗ってきた。同じ場所でも随分景色が変わるものだ。娘を迎えてそう感じることは多々ある。
養子縁組は小学校に上がるまでに行おうと考えているが、それで良いのか?日頃血の繋がりや戸籍は気にならない、それらが違っても私達は家族だ。娘の意思も確認せず特別養子縁組をして後で恨まれる事はないのだろうか?里子に必要な費用は全て保障されている。満足できる環境を与えられなくなる可能性と戸籍上の親が娘を取り返しに来る可能性とどちらが高いだろう?とは言え世の中、実子の費用は親が全て負担している、まぁ何とかなるか。納得がいく答えを模索中。

越谷さくらんぼの会 N.Oさん

【里親】明日、天気にな~れ

兄弟が我が家に委託された日、空は真っ青で雲一つない晴天でした。その写真が今でも私の携帯に残っています。なんの曇りもなく、すがすがしく里子との生活が送れれば良いときっと心に期待があったのかもしれません。しかし、実際の里子との生活は、目まぐるしく変わる天気のように変化しています。冷たい雨が降り続き、凍てつくような日もあれば、温かく穏やかな日もあります。里子との生活は本当に天気のようにいろいろな顔を見せます。
少年から青年に変わる心身共に変化する時期に我が家に来た二人の息子たち、喜びも苦労も2倍です。4月からは高校生が2人となる我が家、ますます2人の成長が頼もしく楽しみでもあります。
月の始め1日が天気が良いとその月は天気が良い日が多いと聞いた事があります。我が家もきっとそうであると信じて・・・。 明日の天気はなにかな?

川越はつかり会 T.Aさん

【里親】子供と一緒に成長しています

現在6歳になるNちゃんは、生後4か月の時に我が家に来ました。それはとても早く、入所していた乳児院で風邪が流行り、赤ちゃんだったNちゃんには避難の意味もあり、私達夫婦が乳児院に通い始めて2週間目のことでした。急なことに戸惑いながらも、嬉しい気持ちで急いでベビー用品やベビー服を準備したことを覚えています。実子のいない私達にとって初めての育児は想像ほど簡単なものではありませんでした。
ただ、赤ちゃんから育てていることもあり、普通のお母さんも同じように苦労をしているんだろうなと考え、自分の親を含めてすべての育児を経験したお母さんを尊敬しました。私は体調を崩すこともあり、実家の両親や姉にも沢山育児を手伝ってもらい、どうにか幼児期を乗り越えました。そして現在、すくすく育って行く子供と一緒に私達夫婦も少しづつですが、親として成長しているのを実感しています。
最後に、私が里親になった一番の理由は子供に愛情を注ぎたいという気持ちでしたが、Nちゃんを育てていて幼児期に子供が母親に対して持つ無条件の信頼と愛情の強さに驚きました。もちろん私も全ての愛情をNちゃんに注ぎますが、それ以上に私はNちゃんから愛情をもらい、私が幸せにしてもらっています。

南はなみずき会 H.Iさん

【里親】我が家の宝物

生後5ヶ月で来てくれたMは現在4才の年少さんです。毎日元気に動き回っています。運動が大好きで良く競争しますが、本人が早くなったのか私が遅くなったのか、もうすぐ負けそうです。子育ては体力勝負なんだと実感します。赤ちゃんの頃は余り笑わず心配しました。夫と2人で変顔したり体を擽ったり笑わせようと必死でしたが、今では良く笑い、1日中1人で喋っている明るい女の子です。Mを中心に笑いの絶えない家庭です。Mが言ってくれる「お父さんお母さん大好き」が私達に元気をくれます。Mの成長が楽しみであると共に、Mが親育てをしてくれているということを肝に命じ成長していきたいと思います。

南はなみずき会 Y.Tさん

【里親】「いらない!!」にも慣れて

私たち夫婦は、現在4歳の男の子Sと共に暮らしています。交流を始めた時、Sは2歳4か月。イヤイヤ期まっさかりで、とりあえず返事はすべて「いらない!!」でした。
そんなSとの生活にも慣れてきた一昨年の年末、真実告知をしました。とても反応が薄かったのですが、しばらく経った頃、寝かしつけをしていた時に「お父さん、生まれてきて(くれて)ありがとう。お母さん、生まれてきて(くれて)ありがとう。3人、生まれてきて(くれて)ありがとう。」と思いがけない言葉をSからもらい、暗がりの中、涙が頬をつたいました。
朝から晩まで子どもの相手をするのは大変…と思う時もありますが、あと数年もすれば、一緒に遊んでくれなくなるかも…そう思うと、お風呂で一緒に歌ったり布団でお化けごっこをしたりしている時間が、とても愛おしくなります。

南はなみずき会 K.Hさん

【里親】最後はママ

イヤイヤ期真っ最中、3歳のKは我が家に来て間もなく、幼稚園に入園しました。ある日、幼稚園のお友 達の親 子みんなで仲良く遊んでいるとき、Kは「ママ、あっちに行って」と私を遠ざけました。私は一人だけ離れてKの遊ぶ姿を見ていると、ママ友に「大丈夫『最後はママ』だからね」と励まされました。私は心の中で「生んでなくても『最後はママ』って思ってくれるかな」と少し不安になりました。
小学生になったK。生意気なところはそのままですが、嬉しい時も悲しい時も何かあれば「お母さん大好き」と言ってくれます。「生めなかったけど、私も『最後はママ』になれたかな」と思います。お母さんも大好きだよ。ありがとう、K。

所沢里親会 Sさん

【里親】てぃんかく

娘がいつの間にか「さんかく」と言えるようになっていました。ついこの間まで「てぃんかく」と言っていたのに。そんな他愛のないことが、私たち夫婦には衝撃的で、とても嬉しくて、少し寂しいのです。
娘との出会いは、出生日の翌日の産院です。特別養子縁組を前提に、産院から直接自宅に迎え入れての委託開始でした。娘は私たち夫婦の見守っている中で成長していきました。立ち上がることも言葉を話すことも、服のボタンを外すこともお箸を使うことも、出来なかったことが段々と出来るようになっていく過程を、夫婦と娘の三人で共有していました。けれど幼稚園に通うようになって1か月もしない内に、四角か三角か判らない「てぃんかく」という言い方が、いつの間にかしっかりと「さんかく」と言えていたのです。
産まれた直後から育てる事で、途中養育に比べて安心感がありました。人生のスタート地点からずっと見ている、見えない背景に怖がることもない、と。でも、3歳で幼稚園の未満児クラスに通いだした途端に、もう娘の全てを見ることは出来ないのだと気付かされました。
これから娘は同世代や社会にふれて、もっと私たちの目の届かないところで成長していくのでしょう。ゆくゆくは巣立ちや自立に繋がるのかと思うと、見えないところで成長している娘に感じる寂しさも大切にしていきたいです

熊谷やまなみ会 S.Tさん

【里親】出会い、交流、委託から1年

私達夫婦がAちゃん(以下A)3歳の女の子に初めて会ったのは昨 年の7月末 、人生で一 番 濃 厚だったこの1年を振り返ります。
児童相談所の紹介で初めて会ったAの印象は普通の子、この時点では大人しい子でした。交流を重ね、泣いてしまい交流にならなかった日、交流の時は毎回泣いて登場して抱っこで泣き止む。
動物園でコアラを見た日。外泊がスタート、2度目の外泊でAの質問責めに妻がSOS、疲れはててしまった。3 度目の外 泊 終えてAを帰した後の喪 失感。11月1ヶ月外泊スタート、実質本委託のようなもの。Aを自宅に連れ帰った後、保護所に帰りたい先生に会いたいと泣き叫ぶAを見て、どうしてこの子がこんな目にあわなきゃならないんだと3人で号泣した事。
12月正式に委託スタート、年明けになってしまった七五三。
あれから約1年Aは愛情確認期間まっさかりですくすくと成長中、なんと体重7キロ増加して女の子ですがまるで力士のよう。ワガママも日々炸裂しています。そろそろ幼稚園に通います。 交流中に撮ったAの写真にどうしても私の心に刺さる1枚があります。Aがなんとも言えない悲しみと不安の入り交じったような眼をしている写真。こんな眼を2度とさせてはいけない、この子が独りで生きていけるように成長するまでは私達夫婦の責任です。
つらいながらも少しずつ楽しみながら子育て出来るようになった1年でした。

川越はつかり会 H.Hさん

【里親】一致団結

瞳の大きな可愛らしい男の子、Sくんが我が家にやって来てくれた今年の春。朝、目が覚めると泣くことから始まり、次は外に行きたいと玄関で大騒ぎ、抱っこをしていないと何をしてもぐずる毎日。世の中はコロナ禍で外出もままならない日が続いていた頃、私もSくんの気持ちを分かってあげられないもどかしさと、とにかく宥めることに精一杯でした。そんな時に力になってくれたのが、実子であるふたりの娘たち(大学1、高3)。ぐずるSくんを抱っこしながら遊び相手になってくれたこと。娘たちには色々と助けられました。
発達がゆっくりなSくん。ひょうきんでお茶目な3歳になり、表情豊かで言葉も増えてきましたが、まだまだ泣き虫甘えん坊です。今でもぐずり泣いた時、そこは私も一緒になって泣きマネをしてみると、その顔がおもしろいのか笑いに変わり、逆に泣いている私を見て「ママ大丈夫?」と、心配してくれる優しい子に育ってくれました。これからの様々な成長が楽しみで仕方ありません。

中央ゆずりは会 H.Yさん

【里親】こどもサッカー大会にて

2月のある寒い日、所属するサッカークラブの大会が行われた。県内のあちこちの幼稚園から年少、年中のこども達が集まった。
1つのボールめがけて全員が押し合いへし合い、その群の中からボールがコロコロ。それをめがけてみんなで団子になって…。
中には飽きてしまったのか友達と追いかけっこを始めたり、グラウンドに大の字になって寝転んでいる子も…。「ん!?うちの子じゃないか!?」まだ年少だから仕方ないかと思わず力のない笑みが浮かぶ。
試合の後トイレに行きたいと言うこどもの手を握ってハッとする。氷のように冷たくなっているではないか。そして思った。「小さな体で一生懸命頑張っていたのだな」と。 トイレから戻ったら聞いてみよう。今日は何が食べたいのか。それから祝おう。小さな君の成長を。そして言葉で伝えよう。うちに来てくれてありがとうと。

越谷さくらんぼの会 Aさん

【里親】利用しやすいレスパイト・ケアに

里子を預かり5年が過ぎました。
3年前に一度だけレスパイト・ケアを利用したことがあります。その時の手続きに時間がかかりました。子どもは学校へ通っていたこともあり、思うように預けられませんでした。急に預けたい時など、レスパイト・ケアは利用しづらいです。
里親がもっと気軽に利用できるようなシステムにして欲しいです。

熊谷やまなみ会 H.Kさん

【里親】みんなで家族

私は養育里親に登録して、もうすぐ9年目です。実子が3人いて幼かったからか、始めはレスパイトから始まりました。実際、児童相談所から預かるようになったのは2?3年前からなので、まだまだ新米里親で子ども達から勉強させられる事ばかりです。今は約一年半から姉妹で少し長めのお預かり、毎日がお祭りの様に過ごしています。子どもはぶつかり合って成長するものですね。子ども5人一番大変だなと思う家事は、洗濯物干し。
今では出来る事はやって貰おう精神で子ども達に手伝ってもらうようにしています。何でもかんでも一人でやっていくのはシンドイです。家族の助けあっての事だと思います。お別れの日は寂しく感じるかもしれませんが、精一杯家族でいたいです

越谷さくらんぼの会 M.Kさん

【里親】初めての里親体験

生後七ヶ月で我が家へ来てくれたHは、よく食べ、いっぱい遊び、とてもパワフルな二歳の子供になりました。戸外遊びが大好きで公園へ行くと、風を感じ、雲を見て瞳を輝かせるH。そうかと思うとパワフルに満足するまで歩きまわる。ついて歩くと結構疲れます。喜怒哀楽が激しく、よく笑い、とても楽しそうに動きまわる。その姿は愛らしいです。駄々をこねることも多く、どこでもお構いなしに大泣きしてひっくり返ります。まだ言葉で伝えられないから体全身で表現するのでしょう。その思いを受け止めるのも体力勝負と実感します。大変な事も多いけれど側でHの成長を感じ、天使のような笑顔を見られることは私達の幸せです。Hと縁を結んでくれた方々、そして愛情をもちHと接してくださった方々に感謝すると共に大切に育てていきたいと思う。

中央ゆずりは会 Sさん

【里親】我が家の天使ちゃん

特別養子縁組を望む新米里親の私達に小2女児の短期里親の話がきたので、経験をさせていただく良い機会と受けました。難しい部分もある子でしたが、よく食べ、よくお喋りをし、一人で遊ぶことはなく、必ず私達家族の誰かと一緒に遊んでいました。
寂しいと泣くのは当然と本人に言いましたが、最初の頃は、寂しいと言うこともなく、心配していたところ、外食に行った際、トイレで一人で泣いていました。それを見つけ、声をかけたところ、大泣きをしてくれました。その日を境に私達の前でも寂しいと表現できるようになり、安堵しました。
学校生活は事前に学力不足と情報を受けていましたが、より大変だったのが、宿題をする習慣がなく、宿題を私達に悟られないよう、隠すことでした。あらゆる手段を使って宿題を隠すため、ランドセルの中身から宿題を推測し、確認するのが大変な作業でした。
今回の経験は、大変でしたが、とても楽しい時間を過ごせました。それと同時に短期委託の難しさについて考えるようにもなりました。

所沢里親会 Y.Mさん