里子への配慮に関する通知等

🌻埼玉県教育委員会からの通知とともに
“ひまわりのチラシ”で子どもへの配慮を要望していこう🌻 

“ひまわりのチラシ”とは2017年に所沢里親会で作成・配布した「里子・養子縁組した元里子の学校生活にあたってご配慮いただきたいこと」(以降“ひまわりのチラシ”)をもとに埼玉県里親会で作成したものです。
また、2017年12月には埼玉県教育委員会教育長から県内の各市町村教育委員会教育委員長並びに各教育事務所長あてに「社会的養護を受ける児童生徒への配慮について」の通知が校内研修での活用を目的として「里親や児童養護施設等、社会的養護を受ける児童生徒への配慮」のリーフレットともに発出されました。
埼玉県教育委員会から発出された通知とともに“ひまわりのチラシ”をぜひご活用ください。

※ここで紹介された通知、リーフレット等はすべて会員ページからダウンロードできます。。
また、年度初めに正会員のみなさまへお送りしております。

~“ひまわりのチラシ”ができるまで~
所沢里親会では生い立ちの授業の問題をたびたび児童相談主管課に相談しており、この問題をテーマに研修会を行うこととなりました。
当日は学校と里親の両者で考えていくため先生にも出席してもらい、里親が直面している問題(名前・保険・生い立ちの授業など)を伝える一方、教育委員会からは子どものプライバシーを扱う可能性がある授業が行われる学年や趣旨、学習指導要領等の説明があったほか、事前に現場の先生方にインタビューを行い、授業でどのような配慮がなされているかの報告もあり、双方向の意見交換会として建設的に話し合いが持たれました。
結果、配慮がある良い授業もあるのにそれが共有されていない実情がわかりました。
この研修会を意見の交換だけに終わらせず、結果をまとめ文章化しようとしたものが“ひまわりのチラシ”の原案となりました。
研修会に出席した児童相談所が原案を作成し、所沢里親会の所沢地区里親会がチラシ作成を担うこととなりましたが、同時にチラシの使い方を説明する里親向けの手引きとして「学校生活の手引き(里親用)」も作成しました。発行に当たっては児童相談所と常に連携し、所沢里親会の理事会の承認を経て2017年3月に完成しました。
その後、里親委託等推進員連絡会の場で他の地域でもチラシを使用したいとの要望があったため、埼玉県里親会にて審議し所沢版を活かした埼玉県里親会版を作成するに至りました。

~“ひまわりのチラシ”の具体的な活用について~
チラシを活かすためには、ポンっと先生に渡すのではなく、里子の入学や家庭訪問の機会を利用して先生に説明する材料として使用します。担任はもちろん、校長先生や養護教諭に時間を設けてもらって説明する方もいます。
説明にあたっては「学校生活の手引き」を参考にすることができますのでご覧ください。
また、小学校向けに作られてはいますが、幼稚園等でも同様に利用することができます。

今後も広く会員の皆様に活用していただくため、このように利用した、という具体例をぜひ事務局までお知らせください。

通知等のダウンロードはこちら 会員専用ページ から