レスパイト・ケア
委託児童を養育している里親家庭が、一時的な休息のための援助を必要とする場合に、他の里親、乳児院、児童養護施設などを活用して子どもを預けることを、レスパイト・ケアと言います。援助の対象者はもちろん子どもを養育している里親です。実施施設に付いては、レスパイト・ケアの利用を希望する里親が養育している児童に対し、適切な処遇が確保される埼玉県内の里親家庭、乳児院、児童養護施設となります。
利用日数は年間7日以内で、利用者は、利用を希望する日の2週間前までに児童相談所に申請をします。ただし、緊急にレスパイト・ケアを利用する必要がある場合は、この限りではありません。申請書を受理した児童相談所は、受け入れ先の選定等を行い、決定後、レスパイト・ケアを希望する里親に、受け入れ決定通知を行います。
レスパイト・ケアを希望する里親は実施施設や里親に預ける際、児童の生活状況や嗜好などの情報を提供します。そしてレスパイト・ケアが終わったときには実施施設や里親は、児童の観察記録をレスパイト・ケアを希望した里親と児童相談所に提出します。 なお、里親が受け入れ先となった場合は、里親賠償責任保険に加入できます。
精神的に疲れたので一時休みたい、気分転換に旅行に行きたい、親族に不幸があったなど、レスパイト・ケアを希望する場合は、担当の児童相談所に相談してみましょう。